高円寺住人の映画、古本、宝塚、古道具、喫茶などについての雑記。
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 俺はバカだから笑ってくれというのがユーモアで、こいつバカだから笑おうぜというのがエスプリだと何かで読んだ気がするが、本当にこれで合っているのだろうか。もしそうだとしたらフランス映画であるフランシス・ヴェベール監督の『奇人たちの晩餐会』はまさにエスプリということになる。私はなかなか笑わない方なのだが、この映画はとても笑える。

 駄目なヤツのおかげで結局はうまくいくというパターンの話は面白い。『指輪物語』もそうだ。
 私はこのアニメを見たことがなく、思い入れもない。だが、映画館で観た予告の中ではかなりのインパクトで記憶に残っていた。古本屋で立ち読みした雑誌にこの人が載っていてふと思い出し、検索してみたらあった。

e8f38d12.jpg 本のカテゴリーで何故か香水の話。ペーパーバックの香水というものが安くて面白そうだったので買ってみた。最初は甘い芳香があるが、時間が経つとかなりペーパーバックの匂いになる。部屋での自分用にいい。

 『うたかたの日々』 を半分読んだが、どうも入り込めない。「小さなバラ色の雲」というのは面白いと思った。

 『日々の泡』の方がよかったか。薦めてくれた人は『日々の泡』と云っていたんだよな。
632e0bae.jpg これは見てすぐに気に入り、一日考えて買った。買えないほど高くはないが、ベルト一本にしてはいいお値段だった。かっこいい。変わったバックルは持っていなかった。

 『もう森へなんか行かない』を気に入って、mixiにコミュニティまで作ったことが私の人生を象徴しているのか。

 「きみ、何を考えているの?」という言葉が繰り返し出てくるところがあるのだが、何を考えているのか分からない人が何を考えているのかを考えても意味はない。
Portrait_of_Georges_Rodenbach_1895.jpg 『死都ブリュージュ』ローデンバック 岩波文庫)を読んだ。重版のときに予備知識はなかったが、表紙の絵とあらすじに惹かれて買ってあった。この人物は著者であって、小説の主人公なわけではない。だが、憂愁を帯びた瞳が小説に合っている。陰鬱な都市、鐘の音の描写に美しい比喩が多い。

 妻を失った男が、妻にそっくりの踊り子に出会う。その場面はスローモーションのようだ。半分も読まないうちに、この主人公は強烈に打ちのめされることになるだろうことは予想がつく、19世紀末デカダンスだ。亡き妻を再現しようとする男の思い込みは身勝手なものだが、全ての人間関係は思い込みや勘違いかもしれない。求めた理想は少しづつずれていく。

 訳の窪田般彌『生きている過去』も訳していて、『未來のイヴ』の解説を書いている。

 
 自分のことしか見えなくなり、自分が楽になりたいから感情をぶつけてしまうなんて、自分の愚かさに気付くのが遅すぎた。

 この失敗を繰り返さないようにしなくては。もっといい人間になろう。いや、悪い人間になろうかな。
 入った店で「イエスタデイ」が流れていた。「she wouldn't say」だから男にとっては「Suddenly」なわけだよ。そうかそうか。女が黙り込むのは洋の東西問わずか。

↑こういうこと云ってはいかんね。話してくれない相手が悪いのではなく、自分の力不足だった。


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