高円寺住人の映画、古本、宝塚、古道具、喫茶などについての雑記。
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夜の国の住人、ブラッケン・ダーキンと申します。


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 初めて宝塚を観たのは去年だが、ちょくちょく観にいくようになったのは今年に入ってからだ。それまでは安いチケットで気軽に観るという習慣がなかった。すごく観たい演目ではなくても娘チェックに行ったりして、今観ておかなければまたしばらくその組は観られないというのもある。何回も観に行く人と比べれば私は全然少なく、ベクトルの大きさは違うが向きは同じかもしれない。私はライトなファンのつもりだが、興味ない人から見るとハマッているように見えるかもしれない。

 作品に当たりはずれがあるが、ときめきの対象となった人がいたし、歌で本当に感動したこともあった。ゴタゴタがあっても舞台が素晴らしければ観る人はいると思うが、駄作の連発は勘弁してほしい。これからは愛風ゆめに注目していくよ。

ed43c5e2.jpg mixiにコミュニティができた直後に参加したのに読み終わっていなかったレニエ『生きている過去』をやっと読み終わった。

 「零落した貴族の館にあってひたすら孤独と無為の日々をおくる青年ジャン。過去の世界を夢見て生きつづけようとする彼は、やがて深い血のつながりと宿命につき動かされ、自分と同名の先祖が150年前にはたせなかった恋を受け継ごうとする…」というステキな話なのだが、自分と同名の先祖を知るのが1/2、恋を受け継ごうとするのが3/4というスローペースだ。半分くらいを過ぎるまで大きな出来事が起こらないのだが、ジャンの父と叔母のバトルあたりから盛り上がってきて、結末はデカダンスだ。デカダンス、デカダンスと軽々しく云っているわけではなく、実際デカダンスそのものなのだから仕方ない。

上の画像はブーシェの「ポンパドゥール夫人」(1758)。作中、重要な小道具としてラ・トゥールの絵が出てくる。ラ・トゥールと云えば暗いのしか思い浮かばないのだが。謎のような、魅力ある微笑を漂わせている女優フェル嬢というのも検索しても見つからなかった。
 子供の頃は腹が痛くなるくらい笑うこともあったが、段々そういうこともなくなった。久しぶりに面白いものを見た。感情の爆発に関して、映画でも本物には敵わない。 そして滑稽さもある。

 先日即売会で澁澤龍彦『悪魔の中世』(桃源社)を買った。古本屋で見かけないので文庫が出ているのを知らずに、後で気付いた。いい本なのだが、文庫があれば文庫でもよかった。まあ、本は一期一会で、手にとって興味持ち、買えないほどの値段ではなかったのでその場で欲しくなったのだから仕方ない。それでも年末なのにちょっとすっきりしないものがあり、もう一発行くかと思い、松屋でやっている銀座古書の市に行った。

 図録など絵の本が多くて面白かったが、何も買わなかった。青山の日月堂のところに海外の彩色絵はがきがあった。以前、日月堂に行ったとき、彩色絵はがきはないかと尋ねたらなかったのだが、その後仕入れたのだろうか。300円から500円と高くなく、かわいいものがたくさんあった。前も同じことを書いたが、彩色写真が好きでネットや本で色々見ているので、どうしても欲しいと思えるものがなく、吟味に吟味を重ねた結果、一枚も買わなかった。行ってよかったとは思う。

過去の彩色写真の記事
ブログ 彩色写真館
6814adf7.jpg 買ってばかりでは金が減る一方なので、Amazonマーケットプレイスで売っています。結構売れたので商品が少ないが、時々追加するつもりだ。安くないものが多いですが、ピンとくるものがあれば、よろしくお願いします。

サロン・ベラドンナ  Amazonマーケットプレイス出品者検索

大和悠河のパーソナル・ブックは我ながら高すぎだよな、買う人いないよなと思うのだが、私より前に17000円で出品している人がいたので、こちらはサイン入りなので「怯んではいけないーッ」と思ってこの値段を付けた。今は全部この値段になっている。偽造には技術が要るし、バレるリスクがあるので、そのようなことはしない。
 最近、映画の記事のときビスタサイズがどうのと書いているが、別に気取っているわけではない。本当に全然違うのだ。例えばこれらは私の好きな映画『ボーイフレンド』の画像だ。私が切って作ったのではなく、本当に別の動画の画像なのだ。でも、DVDがない時代は4:3で満足していたのだから、贅沢になったものだ。

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 映画のDVDを買うのはしばらく控えていたが、最近は買った。1月1日発売の『今のままでいて』が25日に届いた。多少前後するとは思ったが、予想以上に早かった。

 前から欲しかったが高いので買わなかった『去年マリエンバートで』『ニーベルンゲン』も、紀伊国屋で二割引だったので買った。年末年始も普段と変わらないのだが、気分的には違うので、ゆっくり映画を見よう。

 
 『ブロンクス物語』は何度も見た好きな映画だが、ふと思い出して検索してみたら、Amazonで大変な値段になっていた。 レンタルにDVDがあったので借りて、見た。映画は素晴らしいが、ビスタサイズではないのが残念だ。

 十代から二十代の男性が見たら、多分気に入るのではないかと思う。真面目に働く男とギャングのボス、白人と黒人の対立、恋愛など色々な要素があるが、散漫にならずにきっちりしている。

 音楽の使い方が面白く、白人のシーンは白人の音楽、黒人の街に入ると黒人の音楽になったり、悪ガキのシーンではロックがかかっている。バスの中で主人公の白人少年が黒人少女を初めて見るところの音楽は、バスの運転手である少年の父親がラジオで聴いている曲で、とても合っていた。

 監督のロバート・デ・ニーロが主人公の父親役で出演もしている。主人公の少年がデ・ニーロと似ている。すごくそっくりというわけではないが、親子の役で全く違和感がないくらい似ている。よく見つけたものだ。
3ケタジーンズ「ありえない」 川久保玲さん発言で物議 (J-CAST)

 私も以前はジーンズばかりだったが、極論すればそもそもジーンズ自体が安っぽくて貧乏くさく、いい大人がはくものではない。安いジーンズを買うとしたら純粋に節約のためだろう。ユニクロは中国の安い労働力を搾取して作っているくせにパンフレットに「Paris,London,New York」とか書いてあって、ちゃんちゃらおかしいと思った。
 トニー・リチャードソン監督の『ホテル・ニューハンプシャー』はビデオで何度か見ているが、初めてDVDのビスタサイズで見た。働き続けて体力的に疲れ果て、こんな時は買い物しようと新宿まで出かけたら紀伊国屋でDVDが割引になっていた。レンタル屋にない紀伊国屋のDVDで他にも欲しいものがあった。

 筋らしい筋もなく淡々と話は進むのだが、何も起こらないのではなく、かなりの事件が色々起こる。それでも妙なおかしみがある。最後の台詞「人生はおとぎ話。夢は儚く逃げるけれど、それでも人生は続いてゆく」はパッケージにも書いてある。これだけ読むと前向きな、励まされるようなポジティブな映画に感じられるかもしれないが、そうではないところがいい。家族の話で、大抵の人間関係は終わってもゼロに戻るだけ、マイナスになったわけではないと思うようにしているが、家族はそうも行かない。ラストシーンは切なくも美しい。

 「裸になって何が悪い」はエロ本の表紙に書かれていて、面白かった。

 「この辱めをどうしてくれるの」は芝居がかっていて、好きだ。「辱め」なんて『オペラ座の怪人』の歌詞くらいでしか聞かない。今年は辱めを受けたよ。人は見かけによらないと云うが、それだけでは不十分だ。人は振る舞い、態度、言葉にもよらない。それじゃ全員だな。

 こんな話題は流行語大賞のときに書けばいいのだが、ふたつではすっきりしないので、もうひとつ何かないかと考えていた。最近は「ハッキング」かな。これだけで分かる人は少ないだろう。ハッキングなさってね。

 
 1916年のサイレント映画『海底6万マイル』を見た。古い映画で、面白いとか映像がすごいということはないのだが、史料的価値がある。実際の水中シーンがあり、魚が泳いでいるところなどきれいだが少ない。ヴェルヌ原作の『海底2万リーグ』『神秘の島』を合わせた内容で、陸のシーンが多い。

 字幕のないものならYouTubeにあった。
 見たいと思っていたがなかなか見る機会のなかった『今のままでいて』が1月1日 発売予定だ。「愛蔵版 欧州女優コレクション」で色々あるのだが、これが特に嬉しい。しかも、今なら約二千円だ。

過去のナスターシャ・キンスキーについての記事
スーザンズ・プラン
集まれ!フレッシュ・ギャル
悪魔の性 キャサリン
点と点が
 半年以上放置していた「有翼人の研究」を最近更新している。我ながら無駄なことをやっているな。昼ごはん何々を食べましたーとかやっていた方が楽しいのかもしれない。やらないけど。

有翼人の研究
 
 これらの本に載っている油を摂っている。最近は結構喰っているが、肥りづらいような気がする。油断しているうちに時間差で来たら嫌だな。
 
 ローズネットクッキーは一個で500kcalもあるし、粉も油も有害で百害あって一利なしなんだろうけど、うまいんだよな。
 B級くささは見る前から感じていたのだが、ベン・スティラーフィリップ・シーモア・ホフマンというキャストに惹かれて『ポリー my love』を見た。私は下品なのは嫌いというほど潔癖ではないが、軽いラブコメにしてはちょっと下品すぎる。多少は笑えるので100円や200円でレンタルできる日に暇つぶしに借りるなら悪くない。ベン・スティラー好きとしてはダンス・シーンがあったのと、気分の悪くなるネタではあったが体を張ったギャグをやっていたのは嬉しい。

 フィリップ・シーモア・ホフマンを認識したのは『ブギー・ナイツ』 でだった。喧嘩だったか暴行だったか忘れたがそんなシーンで、後ろの方で怯えて見ている演技が可笑しかった。
  
 Amazonに署名入りのコメントがあった。こんなのがあるのか。「取るに足りない作品」「低い評価しか与えられないものの、今をときめくユーモラスな俳優である彼らのファンには、のんびりした週末の気晴らしになるだろう」等、書いてある。
宝塚音楽学校退学問題まとめWiki

 ここ数日この話題のチェックをしている。裁判まで進展はないだろうから時間の無駄かもしれないが。宝塚に興味ない人でも、いかにおかしなことが起こっているかが分かるだろう。

 万引きの濡衣を着せられ退学になったSさんは今は一般人なので画像や動画のリンクは貼らないが、探せばある。ハンドボールの先生が書いた、希望に満ちた言葉が泣かせる。

 男役とすでに決まったらしく、長かった髪をバッサリ。短い髪もチョー素敵。男役がスターなんですね。さて、◯◯ちゃんは、星組か雪組か?はたまた宙組か?(引用終わり)

 学校がこの可能性を断ったのだ。Sさんは色白で背が高くて華やかで、宙組には似合いそうだと思う。


 
 このタイトルは私が考えたのではなく2ちゃんねるの書き込みにあったのだが、これほどぴったりな言葉はない。知らない人のために書いておくが、「欺瞞と不正 あふれている」と続く。これは野次馬的興味ではなく、義憤だ。虐め、金コネ、下品なブログ発覚など、色々な要素が全部つながっている。下品なブログ発覚に憤っている人が多いが、私が一番問題だと思うのは、濡衣で退学させられた生徒がいることだ。

宝塚音楽学校退学問題まとめWiki

 宙組の『パラダイスプリンス』を観たのが一年前の今頃だった。安っぽいしガキっぽいし、終わり方は強引だし、こんなので感動する人がいるなんて信じられないと思った。だが、色々観続け、駄作に当たり、 『パラダイスプリンス』結構よかったんじゃないかと思い始め、DVDを通して見てみた。ちょっとうるうる来た。

 私は宝塚に興味を持つ前からミュージカルが好きだった。『パラダイスプリンス』はよく出来た脚本ではないが、いいところでいい歌が入り、文句なくミュージカルではある。作品によっては主題歌、挿入歌、最後の歌があるだけのストレートプレイがあり、私は好みではない。感情を表現するため、物語を進めるための歌ではない、抽象的な歌があると残念に感じる。かっこいいスーツ姿が見られればそれでよいという人もいるようなので、ニーズはあるのだろう。


 
鈴木ビル 銀座一丁目の昭和四(1929)年竣工の鈴木ビルを見に行った。かつて甲子(きのえね)屋倶楽部と呼ばれていて、公演や稽古事などに部屋を貸していて、舞台があるそうだ。まるい窓、馬蹄型の窓がいい。右隣の岩瀬博美商店もレンガの古いビルで、いい感じだ。暗くてきれいに撮れなかった。

 きれいな画像が載っているブログ
ぼくの近代建築コレクション

 このビルにとてもいい雰囲気の小さな喫茶店、らんぷがある。入ってみたが、ラジオが鳴っていたのでやめた。読書したいときは、ラジオやテレビが鳴っている店は嫌だ。おしゃべりするにはいいだろう。場所は覚えたので、また行くかもしれない。
 月組『ラストプレイ』を観た。かなりの駄作だと思うが、かっこいいシーンが少しはあったので、ゼロよりはましだった。ハリーの駄作に対しては『薔薇に降る雨』で免疫ができていた。

 会話中心の静かな作品があってもいいとは思う。だが、トラウマの克服、記憶喪失の回復、裏稼業の取引など、劇的になる要素が色々あるのに全然盛り上がらない。『薔薇に降る雨』もそうだったが、説明のナレーションが効果的とは思えない。ハードボイルドを気取っているのかもしれないが、せっかく舞台なのだから独白にできるところは独白にして、説明は芝居でして欲しい。記憶喪失から回復する直前のナレーションなんて全くいらない。うまく作れば男同士の友情のいい話になったのに。
 三島由紀夫の戯曲『黒蜥蜴』を読んだ。宝石のような硬質の美、デカダンスがありながら俗っぽい、笑えるところもある。犯罪と恋愛、「追われているつもりで追っているのか」「追っているつもりで追われているのか」。

 普通に読んでも充分面白いし、言葉の華麗さは解る。だが、複雑なレトリックを解釈して読んでいかなければならないと三輪明宏は解説に書いている。例えば黒蜥蜴の次の台詞。

「きょうはいつもの夜とちがうようだわ。夜がひしめいて息を凝らしているわ。精巧な寄木細工のような夜。こういう晩には、却って体が熱くほてって、いきいきとするような気がするわ」

 「夜」と「晩」という言葉が出てくるのだが、 「夜」は明智の部下や警察のことを暗示していて、「晩」は時間的なことを指している。そう考えていくと、筋は分かっていても再読する価値がある。

 学研M文庫には自作解題、三島と乱歩ほかの座談会、三島と三輪明宏の対談等が付いている。
 クロード・オータン=ララ監督『赤と黒』を観た。ジェラール・フィリップはジュリヤンを単なる野心家ではなく、内に脆さを抱える人物として造形したとチラシに書いてあるとおり、野心はあまり感じなかった。どちらかというと女って勝手だよなーという感じだった。意味不明な行動をとるマチルドにジュリヤンが剣を向けるところなんて、よーく解る。

 陰鬱な第一部、華麗な第二部と、映画館で観られてよかった。

 私はうめファンで、ゆうがさんは相手役という認識ですごくファンというわけでもないのだが、オフィシャル・ホームページがステキすぎるので載せてみる。目が離せないね。本が出るそうですよ。女性として好きというより、友達になりたい。

大和悠河 オフィシャル・ホームページ
http://yuga-yamato.jp/index.html

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