高円寺住人の映画、古本、宝塚、古道具、喫茶などについての雑記。
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夜の国の住人、ブラッケン・ダーキンと申します。


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 映画館は既に絶滅したと書いたが、それは云い過ぎだった。ほぼ絶滅したと訂正する。ただのノスタルジーなのだろうか。どこでもそうだったわけではないと思うが、何となく子供の頃からの印象で、映画館と云えば赤い絨毯とかシャンデリアとかがあったような気がする。ということはバルト9はいい線行っているということか。
 『トイ・ストーリー』 シリーズは好きでずっと映画館で観ている。最初のを観たとき映像のすごさに驚いたものだが、どんどん進歩している。3も映像が素晴らしく、人形や人間の表情がとてもいい。アンディの顔は17歳の少年ってこんな感じだよねーという感じがする。ハリネズミの人形が気に入った。

 分かりやすい悪役がいて、小ネタやアクションは多いけど1や2のときの感動はないだろうな、ネットでやけに評判がいいけどサクラじゃないのかと思った。ラスト・シーンを観るまでは。ラスト・シーンはぼろぼろ泣いた。全体的にはご都合主義で、1や2のように友情や人間関係の面白さがあるわけではなく、いい映画だとは思わないが、ラスト・シーンは突出していい。シリーズの最後という意味ではいいのではないか。平均点は1や2の方が上だと思う。
 
 3D上映はバルト9は前売り券+300円なのだが、ピカデリーは+700円取られた。前売り券のアドバンテージがゼロ。すごいね。映画館で買った飲み物は持ち込みOKで、外からは持ち込むなとわざわざ書いてあるのは頭おかしいんじゃないの?という感じだ。ケチくさい。入替制とか全席指定とかもそうだが、もう映画館は既に絶滅した。あんなものただのデートスポット。3Dは好きなのでまた観に行くだろうけど。今年は3Dしか観ていないわ。
 Amazonで時々やっているDVD どれでも3枚3,000円は商品数が多くて見るのが大変で今まで買ったことがなかったのだが、『ブレードランナー クロニクル』 は欲しいと思っていたので他も探してみて、いい方法を見つけた。古い年代から見ていけばいいのだ。2000年以降がやけに多くて、古い方はそれほど多くないし、いい映画がある可能性が高い。DVDがあるとは知らなかった1930年代の映画を見つけた。
 過去の記事『アバター』ジェームズ・キャメロン監督の原爆についての映画の構想について書いた。『メイキング・オブ・ターミネーター2』に載っているインタビューに、それと関係ある発言があった。

「子供の頃、よく核戦争の夢を見た。それが何を意味するのかわからないが、私の映画作りに強い影響を及ぼしていることは間違いない」

 『アバター』を面白くないと云う人もいるが、あれほどアメリカに対して批判的な映画を作るなんて、やっぱりかっこいい。

fc55a91f.jpg アメリカというのは原爆の真実を隠蔽して、「毛布をかぶれ」なんてふざけたことやる奴らだよ。これはポップ科学大画報①からの引用だが、②は出ていないようだ。面白い図像や写真が多いので出して欲しい。
 『未來のイヴ』の第四巻第四章にカラー映画が出てくる。出版は1886年で、1895年のシネマトグラフ発明より前だ。当然、映画という言葉が出てくるわけではなく、幻燈機(lanpascope)だ。撮影や仕組みについての記述もある。幻燈機は古くからあっただろうから、これが動いたらという発想はあったのかもしれない。

 『未來のイヴ』に出てくるのは架空のエディソンだが、現実のエディソンも映画には関わりがある。その辺については『エジソンに消された男 映画発明史の謎を追って』(クリストファー・ローレンス 筑摩書房)に詳しく書いてあり、とても興味あるテーマなのできちんと読みたいのだが、かなり字が詰まった厚い本で、なかなか進まない。

 幻燈機などについてのマニアックなサイトがあった。
collection François BINÉTRUY
 早く寝ようと思っていたのにネットでトトロの裏話を知ってしまい、検索して読んでいたら午前三時になった。

 実は・・・というのはこじつけではないだろうか。パリでトトロのDVDを買ったので確認してみたが、メイのサンダルは違うし、サツキが引きつった顔をしているというのは、着いたばかりのときは息切れして真剣な顔をしているが、そのあとすぐ安心した表情になる。父親は職場から直接病院に行ったので、そこに娘たちがいなくても不自然ではない。「こういう解釈もある」とか「どう解釈しようとその人の自由」というレベルではなく、明らかに間違った解釈だ。

 ただ、実際の事件にインスパイアされたというのはありそうなことだ。「→カン太は生れつきの霊媒体質なんだよ」等、色々笑わせてもらった。
 私は熱烈なアンチ・ジブリというほどではないが、期待していた『もののけ姫』が説教臭くてがっかりしてから、「ジブリファン」なるものに対して、へーよかったねーという醒めた感じだ。「ジブリのこの作品が好き」というのなら別にいいのだが、ちょっとでも文句つけようものなら石が飛んできそうな「ジブリファン」なるものが気色悪い。

 フランス語の吹替えと字幕が付いているので『紅の豚』を見た。これは素晴らしい。こんなにぽろぽろ泣いた映画は久しぶりだ。ジーナの回想でまずきて、殴り合いやその他色々グッときた。監督がやりたいことだけをやっていて、登場人物も自分の欲求に忠実で、余計なメッセージはないところがいい。かなりのラブ・ストーリーだと思う。
 ゴダール監督『はなればなれに』を見た。ゴツい男と痩せた男が同じ女を好きで、女はゴツい男に惹かれていて、ゴツい男は悪いヤツで女の叔母の家にある金を盗もうとする青春犯罪映画だ。このゴツい男が全く共感できないしょーもないヤツで、犯行は行き当たりばったりで、そんなことやらければよいのにという感じだ。痩せた男の強引になりきれない感じがいい。

 どうにもならない力によって日常が崩壊してゆく様が描かれていて、女はかなりかわいそうなことになるが、ほっとできる結末になっている。台詞やダンスがかっこいい。

 以前ビデオで見たことがあり、DVDを欲しいと思いつつもなかなか買わなかったのだが、そろそろ買っておかないと品切になりそうな気配なので買った。

 英米合作のミュージカル映画『星の王子さま』 を見た。監督は『踊る大紐育』『雨に唄えば』等のスタンリー・ドーネン 。王子役の小さい人がとてもかわいく、飛行士役はいい声している。昔の特撮での小さい星や王子が鳥と宇宙を飛ぶ浮遊感がいい。ストーリーは原作に忠実で抽象的な話なので、色々想像したり勝手に自分と重ね合わせたりできる。楽しい曲や盛り上がる感動的な曲があり、ミュージカル好きの私は気に入った。

 蛇役のボブ・フォッシーのダンスがマイケル・ジャクソン に影響を与えたとウィキペディアに書いてあるが、それを読むまでもなく、見れば分かる。

 『顔のない眼』を見た。監督のジョルジュ・フランジュアンリ・ラングロワと映画を作ったり、シネマテーク・フランセーズを設立した人物だ。

 気が滅入るストーリーにゾッとする手術シーンと、ホラーとサスペンス両方の要素がある。出てくる車がかわいい。やや明るめの音楽が逆に不気味だ。顔を失ったマスクの少女が細くて眼が大きくてお人形のようだ。かなり哀しい映画だが、少女が怪しげな手術室をうろつくところや、ラストの白い鳩を腕に乗せ歩くところなど、幻想的な美しさがある。

 1982年から1987年まで放送されたアメリカのテレビ番組「フェアリーテール・シアター」ロジェ・ヴァディム 監督、クラウス・キンスキースーザン・サランドン 主演の「美女と野獣」を見た。「フェアリーテール・シアター」は色々な童話を有名監督、俳優が映像化していて、コメディ風のものもあるが、「美女と野獣」は結構真面目だった。城の中やラストシーンでジャン・コクトーのパロディをやっているところがおかしいと云えばおかしい。壁の燭台を持った腕はジョエル・シュマッカー監督の『オペラ座の怪人』でもパクられているので、よほどインパクトあったのだろう。

 テレビ番組なので安っぽく感じる部分はあるが、クラウス・キンスキー の哀しみをたたえた眼の演技には引き込まれた。長いアップのカットでも一切まばたきをしない。

 字幕のないものはYouTubeにあった。
FTT (S3) - "Beauty and the Beast" pt.1/6  
1ab2f49f.jpg 映画館で観たときたいして感銘を受けなかったのだが、泊ったモンマルトルが舞台なのとフランス語の字幕が付いているので、ジャン=ピエール・ジュネ監督の『アメリ』を見た。
 
 改めて見てみると、日本の女性が『アメリ』大好きなのがよーく解った。思い込みだけで勝手なことばかりやる、思ったことをはっきり云わないという女の特徴がよーく出ている。それがいい方向に行けばかわいいが、悪い方向に行けば何を考えているのか分からない、生きた蜻蛉の羽を平気でちょんぎるような残酷さも秘めている。

 陰でコソコソやって、相手との対話もなく、ドアを開けたら好きな男が立っているのだから、女にとってこんな都合のいい話はない。

 モンマルトルの風景は実際に見た通りで懐かしかった。結構笑えるし、嫌いではない。アマゾンのレビューの「アメリをアメマと間違う人にはお勧めの一品」に久しぶりに大爆笑した。
611163f6.jpg100617_2111~001.jpg photo3  







 私は何もこれが宇宙人の乗り物だと云っているわけではない。何なのか判らないから未確認飛行物体UFOなのだ。小さくて気付かなかったが、まだ写っていた。

 ネットの情報によるとレンズに入った光が白く写る場合があるらしいのだが、これは黒く、しかも別の角度で撮った写真に写っている。前回の記事photo1photo2は上の地図の矢印A、今回の写真3 は矢印Bだ。建物が湾曲しているのが分かると思う。小さくて分かりずらいが左上に二機写っている。何だろうな。

How do you think about these pictures of UFO?
Comment pensez-vous de ces photos d'OVNI?

デジカメの記録 前回の続き
2010年6月5日、19:05:02 (現地時間12時5分)自画撮り 矢印A
2010年6月5日、19:05:10 自画撮り 矢印A
2010年6月5日、19:06:50 エッフェル塔
以上何も写っていない
2010年6月5日、19:07:12 photo3  矢印B

 自画撮りが多くて寂しいかぎりだが、一人でなければ今回のスケジュールは無理だっただろう。ちなみにエッフェル塔からシャイヨー宮と云えば私の好きな映画、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』のオープニングが印象的で、映画に出てきたシネマテーク・フランセーズを見てみたいと思ったが、火事で移転してしまっていた。
 モンマルトルに泊った。歌舞伎町のような柄の悪いところだ。まさか自分がフランスに行くなどと思ってもいなかった数か月前に買っておいてまだ見ていなかったラズロ・サボ監督の『恋のモンマルトル』 を見た。ネオン、坂のある街並み、手すりのある階段など、35年前の映画だが今とあまり変わらない風景だ。

 カトリーヌ・ドヌーヴベルナデット・ラフォン演ずるナイトクラブのスターで売春婦のコンビを中心に個性的な街の人々の恋や犯罪やドタバタが描かれる。かなりB級映画風でブラックなギャグがあると同時に粋な会話や哀愁がある不思議な映画だ。ファンタジックな要素はほとんどないのだが一瞬だけあり、それもまた不思議だ。ナイトクラブのショー、オペラ、ロックと、音楽のシーンも楽しくて気に入った。500円以上の価値はある。
 アラン・レネ監督『巴里の恋愛協奏曲』 は好きで何度か見ているが、また見た。男女7人が色々交錯する楽しいオペレッタだ。過去の記事「ジョルジュ・バルビエ」にも少し書いた。一曲目から心つかまれる。衣装もセットも素敵で、光は少女漫画のように十字に見える。一部下品な部分もあるのだが、全体は何故か上品な印象なのがフランス・クオリティだ。

 ヤン・シュヴァンクマイエル監督『アリス』 を見た。内容は原作通りではないのだが、かなりやりたい放題やっていて狂っているところが原作に近く、まぎれもなくアリスだ。廃墟の悪夢的イメージがある。ティム・バートンも本気出せばこのくらいできるはずなのだが、日和っちゃったのかな。

 この動画は音楽が映画のままではないのだが、面白いシーンだ。
 ティム・バートン監督『アリス・イン・ワンダーランド』 を観た。3D映像を楽しむアトラクションとしては素晴らしい。風景や建物、大人数が出ている場面の奥行きがいい。鎧を着たアリスがかっこいい。

 映画としてはまあまあ。別にティム・バートンが監督しなくてもいいような平凡な内容だ。変わったことをやりたかったのかもしれないが、原作通りに作った方が永く愛される作品になったと思う。

 ウサギがCGっぽすぎる。ウサギのデザインはこちらの方が好きだ。過去の記事「きぐるみアリス」でDVDについて書いた1915年の映画がYouTubeにあった。
 俺はバカだから笑ってくれというのがユーモアで、こいつバカだから笑おうぜというのがエスプリだと何かで読んだ気がするが、本当にこれで合っているのだろうか。もしそうだとしたらフランス映画であるフランシス・ヴェベール監督の『奇人たちの晩餐会』はまさにエスプリということになる。私はなかなか笑わない方なのだが、この映画はとても笑える。

 駄目なヤツのおかげで結局はうまくいくというパターンの話は面白い。『指輪物語』もそうだ。
 私はこのアニメを見たことがなく、思い入れもない。だが、映画館で観た予告の中ではかなりのインパクトで記憶に残っていた。古本屋で立ち読みした雑誌にこの人が載っていてふと思い出し、検索してみたらあった。

 N.U.D.E.@は巨大企業から少女ロボットが送られてきて、テストモニターとしてコミュニケーションするゲームなのだが、これとよく似た映像作品に『超精密機械人形サキチン』がある。主演の木塚咲(あおい未央)嬢は外見も動きもロボット、人形にぴったりで、よくある話と云えばよくある話だがロボット好きにも楽しめる。

 最近の記事「フレンチでトレンチと云えば」で取りあげた『若草の萌えるころ』のHDニューマスター版が出るそうな。旧版の画質が悪いことについては過去に書いた。
 
過去の記事
 
 Amazonのレビューにあった、「こんな画質なら別段、あわってて商品化していただかなくても結構です、といいたいソフトです。本国ではいずれ、ちゃんとした画質のものがだされるんでしょうが、その際にはまた、日本では「ニューマスター」などと言って2度美味しいボロい商売でもやるんでしょうか」の通りになった。会社が違うので2度美味しいというわけではないのかもしれないが、買う方にとっては同じことだ。 旧版は手放そうかとも思ったが、手書き風字幕なのがいいんだよな。

 かっこいいトレーラー

 ここは一番いいところなので、これから映画を見るつもりの人は見ない方がいい。
 ジョセフ・フォン・スタンバーグ 監督『嘆きの天使』を見た。生真面目な高校教師が踊り子にハマって破滅するファム・ファタールものだ。途中までは戯画的で滑稽なのだが、最後は怖ろしい。デブ女に騙される男もいるのだから、況や美女においてをや、だ。踊り子はそれほど悪女というわけではないのだが、運が悪かったという感じだ。数年間は幸せだったのだろう。幸せな時間は短いということか。

 幸せなときが一度でもあれば贅沢を云ってはいけない。一度もない人だってたくさんいるはずだ。と自分に云い聞かせる。

Der blaue Engel - Die fesche Lola
 アラン・ルドルフ監督『モダーンズ』を見た。宝塚の『カサブランカ』で流れていた「聞かせてよ愛の言葉」について検索していて、この映画を知った。

 1920年代のパリを舞台にした、画家と狂った富豪とファム・ファタールの三角関係が中心の群像劇だ。ありがちなストーリーだが、少し変わった映像が時々ある。ピアノが流れる煙ったカフェの雰囲気がいい。

 これも流しておくのによさそうだが、劇中のカフェのBGMもいい。
 田中秀夫監督『スケバン刑事』を見た。クーデターを起こすために生徒に軍事訓練している学校と少女たちが戦う話だ。その学校では何人も生徒が死んでいて、ロボトミーまでやるほど悪い学校だ。伊武雅刀 の悪くて強いサイボーグが強烈だ。これはおっかないトラウマ映画で、時々見たくなる。

 火炎や爆発が多い。メラメラ燃えている南野陽子 の眼がかっこいい。
スケバン刑事 The Movie
アップロード者 retudou.

 テレビのオープニングとエンディング、いいね。うぁ~と声を出してしまった。 鉄仮面が割れた後の顔、最高。
 フレンチでトレンチと云えばこれもあった。これは前を開けてベルトはたらしたままの方式。これもフランソワ・ド・ルーベの音楽がかっこいい。下の動画は予告だ。YouTubeにも動画があるが、一番いいシーンなので、これから映画を見るつもりの人は見ないほうがいいかもしれない。

過去の記事


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